リセールバリューが高いポルシェ車種ランキング(2025年版)

以下のランキングは、国内外の中古車市場動向や専門家の見解を参考にまとめたものですが、年式・グレード・走行距離・状態・オプションの有無などによって実際のリセールバリューは大きく変化します。あくまでも目安としてご覧ください。

第1位：911 GT3 / GT3 RS

高評価ポイント

• サーキット走行に特化した高性能モデル

  エンジンやシャシーセッティングが特別仕様で、走りのファンから熱狂的な支持を得ています。

• 生産台数が限られ、希少性が高い

  新車でも抽選や優先権が必要になることが多く、希少モデルゆえに中古でも需要が旺盛

• リセールが下がりにくい

  GT3系は「ポルシェの真髄」とも呼ばれ、コレクターズアイテムとしても高値取引が期待されます。

第2位：911 ターボ / ターボS

高評価ポイント

• スーパーカーに匹敵する加速性能

  ターボチャージャーによるパワフルなエンジンが大きな魅力です。

• プレミアム感と実用性を両立

  911らしい実用性（2+2のシートレイアウト、比較的ゆとりあるラゲッジスペースなど）もあり、富裕層からの需要が安定しています。

• 上位グレードへの評価

  特にターボSは限定的な台数と高性能を併せ持ち、中古でも値崩れしにくい傾向です。

第3位：911 カレラ（S / 4S / GTS など）

高評価ポイント

• ポルシェの象徴的モデル

  911シリーズは長年の歴史とブランド力があり、中古市場での人気も高い。

• 幅広いグレード展開

  カレラS・4S・GTSなどの上位グレードは、標準カレラよりも強いエンジンや装備がプラス査定要素になる場合が多い

• 空冷時代モデルも根強い人気

  年式が古い“空冷911”もプレミアがつくことがあり、コンディションが良ければ非常に高値で取引されることもあります。

第4位：718 ボクスター / ケイマン

評価ポイント

• ミッドシップレイアウトによる優れたハンドリング

  911とは異なる魅力を持ち、スポーツ走行を楽しむユーザーから根強い支持。

• “エントリーポルシェ”ながらもブランド性は健在

  ポルシェらしい走行フィールと高品質が評価され、中古でも一定の需要があります。

• 特別仕様車やGTSモデル

  718ボクスター/ケイマンのGTSモデル、スパイダー、GT4などは希少性や高性能が評価され、リセールが高い傾向になります。

第5位：マカン（Macan）

高評価ポイント

• 世界的なSUVブームとの相乗効果

  コンパクトSUVながらポルシェの名を冠し、操作性の良さや高い走行性能で人気が高い

• デザインとブランド力

  ポルシェらしいスポーティなスタイリングが特徴で、高級コンパクトSUVとしての地位を確立しております。

• 実用性とラグジュアリー感

  日常での使い勝手が良いため、ファミリー層や幅広い世代から継続的に需要があり、リセールが下支えされています。

Cayenne（カイエン）はどうなのか？

上記ランキングには含めていませんが、カイエンもポルシェのSUVとして世界的にヒットしたモデルです。走行性能は高水準でファミリーユースにも適した車格を持ち、リセールバリューも比較的安定。ただし、エンジン排気量が大きいモデルほど維持費が高く、ボディサイズが大きいこともあってマカンよりも好みが分かれやすい面があります。ハイブリッドモデルやクーペボディなど、グレードによっては高値を保つケースがあるので検討時には要チェックです。

リセールバリューを高めるためのポイント

1. 定期メンテナンス・整備履歴の保管

   • ポルシェは高級スポーツカーゆえ、整備履歴の有無が査定に大きく影響

   • 正規ディーラーや専門工場でのメンテナンスはプラス査定要素

2. タイミングを見極める

   • モデルチェンジや大きな改良の直前直後は旧型の価値が下がる場合あり

   • 走行距離がかさむ前、車検が切れる前のタイミングで売るのが高値のコツ

3. 人気のカラー・オプション選択

   • ホワイト、ブラック、グレー系は日本国内で特に需要が高い傾向

   • スポーツクロノパッケージやPASM（アクティブサスペンション）など、走行性能に関わるオプションはリセールアップに貢献

4. 複数社での査定比較

   • 輸入車専門店やポルシェ専門店は独自の販路や顧客層を持っているため、高値をつける場合も少なくない

まとめ

第1位：911 GT3 / GT3 RS

　限定的な生産台数と希少性、サーキット性能が魅力でトップクラスのリセール

第2位：911 ターボ / ターボS

　スーパーカー級の性能とラグジュアリー感で、高値を維持しやすい

第3位：911 カレラ各種（S / 4S / GTSなど）

　ポルシェの中核モデルとして認知度が高く、需要が安定

第4位：718 ボクスター / ケイマン

　ミッドシップ特有の走行性能で根強いファンがおり、値崩れしにくい

第5位：マカン

　都市型SUVとしての実用性とブランドイメージの高さでリセールが良好

ポルシェはスポーツカーとしてだけでなく、SUVや4ドアモデルにも独自のファン層が存在し、総じてリセールバリューの高いブランドです。しかし、モデルによる人気度合いやオプション、整備履歴によって大きく査定が変わる場合があるため、売却時には複数の業者で比較査定を行い、最新の市場動向をチェックすることが重要です。