【ポルシェのリセールが悪いモデルは?】下取り価格が伸び悩む車種ランキング(2025年版)

ポルシェといえば高いブランド力とスポーツ性能で有名ですが、すべてのモデルがリセールバリュー(中古車価格)で優秀とは限りません。購入時の新車価格が高額なだけに、モデルやグレードによっては中古市場で思わぬ低評価になってしまうケースも。ここでは、一般的に「リセールが悪い」と言われがちなポルシェ車をランキング形式でご紹介します。
注意
- • 本ランキングは中古市場における一般的な傾向や口コミ、各種アナリストレポートなどを踏まえた推定です。
- • 実際の価格は、年式・走行距離・コンディション・オプション装備や市場状況などによって大きく変動します。
目次
第1位:タイカン(Taycan)

EVならではの不安と高額感
• 特徴: ポルシェ初のフル電気自動車(EV)として話題を集めたタイカン。先進技術と走行性能は評価されるものの、EVインフラの地域差が大きい。
• リセールが悪い理由:
- バッテリー劣化に対する懸念や充電設備の普及度が地域によって異なる
- 新車販売時の高価格帯と比べ、まだ中古EV市場が成熟していない
- EVの技術進歩が速く、最新モデルとの比較で旧型の価値が落ち込みやすい
第2位:パナメーラ(Panamera)

セダンモデル特有の評価落ち
• 特徴: ポルシェ初の4ドアスポーツサルーンとして登場。走行性能は高いものの、911などの2ドアスポーツほどの人気には届かず、ファン層も限定的。
• リセールが悪い理由:
- 新車価格が非常に高額なため、中古での買い手が限られる
- セダン形状ゆえに「ポルシェらしさ」を求めるユーザーからは敬遠されがち
- 維持費も高額で、手放す人が出るタイミングで相場が下がりやすい
第3位:カイエン(Cayenne) ハイブリッド/E-Hybrid系

SUV需要はあるがハイブリッドはやや苦戦
• 特徴: ポルシェのプレミアムSUVとして人気のカイエン。ガソリンモデルは比較的リセールが安定している一方、ハイブリッド系はまだ流通台数が少なく、評価が読みづらい。
• リセールが悪い理由:
- バッテリー劣化の可能性や修理コストの高さ
- ハイブリッドシステムのアップデート速度が速く、旧型が中古市場で評価されにくい
- SUV市場全体の競争が激しく、メルセデスやBMWなど他ブランドとの比較で割安感を求められがち
第4位:マカン(Macan) 高グレードモデル

小型SUVの価格帯がネック
• 特徴: コンパクトSUVとして人気を集めるマカン。しかしターボモデルや高性能グレードになると新車価格が大幅に跳ね上がる。
• リセールが悪い理由:
- ベースグレードやSあたりは中古需要が高いが、ハイパワーグレードは買い手が限定的
- 上位グレードほどメンテナンスコストも上がり、敬遠されやすい
- マカンはエントリーユーザーも多く、安価な中古を求める傾向が強いため、高価モデルの値落ちが大きい
第5位:718 ボクスター/ケイマン

限定車や特殊グレードのリスク
• 特徴: ポルシェのオープン&ミッドシップラインとして人気の718シリーズ。基本モデルはリセールが比較的安定するが、限定生産や装備が特殊なグレードは買い手を選ぶ。
• リセールが悪い理由:
- 独自のチューニングや内外装カラーで好みが分かれ、中古需要がピンポイントに
- 通常グレードと比較して、メンテナンス費や部品入手の難しさがネック
- 一般市場より、コレクター向けの取引に依存しやすく、相場変動が大きい
まとめ
- タイカンはEVゆえの技術進歩やインフラ不安があり、リセール面で特に厳しい
- パナメーラは4ドアセダンとしてのニッチさや高維持費が理由でリセールが悪化しやすい
- カイエンのハイブリッドモデルやマカンの高グレード、718の限定モデルなども要注意
ポルシェはブランド自体のステータス性は高いものの、グレードやパワートレイン、ボディタイプによって中古車相場での評価が大きく変わります。購入や売却を検討する際は、あらかじめリセールバリューを意識したうえでモデルを選ぶと失敗が少なくなるでしょう。
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